近年多くの企業が管理ツールを導入して、企業と顧客を結びつけ、良好な関係を構築しています。
当記事では、ノーコードで簡単に導入できると評判のコミュニティサクセスプラットフォームcommmune(コミューン)を取り上げ、その特徴、機能、料金、および導入事例を紹介します。
カスタマーサクセスのプラットフォーム検討している方は、ぜひ当記事を参考にしてみてください。
commmune(コミューン)とは
commmune(コミューン)とは、「コミュニティサクセスプラットフォーム」です。
顧客との接点を一元化し、顧客ポータルを構築できるプラットフォームで顧客のLTV向上とカスタマーサクセスにおける業務の効率化が実現できます。
特徴
はじめに、commmuneの特徴を紹介します。
commmuneは、コミュニティを構築および運用するためのプログラミングスキルを必要ありません。
また、コミュニティの立ち上げからコンテンツの設計まで、ノーコードで直感的に行えます。
ノーコード
commmuneの1つ目の特徴は、「顧客ポータル」をノーコードで簡単に構築できることです。
顧客と企業間のコミュニケーションをノーコードで収集および統合する「顧客ポータル」を簡単に管理および構築できます。
また、デザイン、カテゴリーとコンテンツの並べ替え、直感的なダッシュボードなど、コミュニティに必要な機能を追加することで、ビジネスに最適なコミュニティを構築できます。
直感的なダッシュボード
commmuneの2つ目の特徴は、直感的なダッシュボードが搭載可能なことです。
直感的なダッシュボードにより、運用管理が簡単になります。
デザインのカスタマイズ設計や顧客の属性に合わせてコンテンツの出し分けするなど、ノーコードで自由な設計も可能です。
サポート体制
commmuneの3つ目の特徴は、サポート体制の充実さです。
経験豊富なカスタマーサクセスチーム、データサイエンティスト、PdM、および開発チームが、独自の顧客ポータルの構築と運用を強力にサポートします。
具体的にはSlack を介した詳細なコンサルティング、月次顧客レポートの作成、および運用戦略のミーティングが含まれます。
ツールだけでなく、ノウハウで顧客に付加価値を提供します。
機能
commmuneは、既存の顧客との接点に焦点を当て、カスタマーサクセスに必要な工数を削減します。
重要な機能は大きく以下の3 つです。
・双方向のコミュニケーションに最適化されたエンドユーザー画面
・データ連携機能
・柔軟にカスタマイズできる管理画面
双方向のコミュニケーションに最適化されたエンドユーザー画面
企業と顧客の間で双方向に使いやすいエンドユーザー画面をノーコードで構築できます。
コンテンツ検索機能が充実しており、「閲覧数」や「コメント数」などのカテゴリで並び変えができるなど、顧客の特性に合わせたコンテンツの出しわけが可能です。
データ連携機能
commmuneでは、CSVやAPIによるデータ連携が可能で、CRM/SFAやMAツールとの連携も簡単に実現できます。
また、SSO(シングルサインオン)にも対応しており、お手持ちのログインシステムでcommmuneを利用できます。
そして、従業員ごとにログインIDとパスワードを教える必要がないため、ログイン作業が効率化されます。
柔軟にカスタマイズできる管理画面
commmuneでは、顧客属性に応じたコンテンツの出しわけを可能にし、分析機能が充実しています。
また、付与条件をカスタマイズしたバッジやポイント設定など、柔軟なインセンティブ設定もできます。
導入事例
commmuneには、BtoC と BtoB の両方で多くの導入実績があります。
ここからは実際の導入事例を紹介します。
株式会社ビームス
1つ目の導入事例は株式会社ビームスです。
お客様が店舗に来店されなくてもコミュニケーションが取れてつながりを強化できるオンラインの場はないか検討されていました。
commmuneのノーコードによるコミュニティサイトとの構築により、店頭のスタッフとお客様、お客様同士の繋がりが増やすことができました。
ノーコードでの自由なカスタマイズ設計ができるcommmuneが、お客様とコミュニティ(ブランド)を育てていく、カスタマイズしていくというBEAMSの特徴と合致していたこともあり実現しました。
【導入前の課題】
・店舗に行かなくてもオンライン上でお客様とコミュニケーションが取れ、つながりを深められる場を探していた
・双方向でお客様とコミュニケーションをとる方法を探していた
【成果】
・店舗でのお客様とのコミュニケーション促進された
株式会社バケット
2つ目の導入事例は、株式会社バケットです。
コロナ禍で、つながりがなくなってしまったお客様との顧客接点をオンライン上につくることに課題を感じていました。
commmuneでコミュニティ構築をし、デジタルアンケートを実験的に導入したことにより、商品の改善や開発に生かすことができました。
また、コミュニティを構築して終わりではなく、構築してからがより力を入れなければいけない部分だと実感されています。
【導入前の課題】
・紙のアンケートは費用も情報が届くまでに時間がかかる
・コロナ禍による顧客接点の減少でお客様からの意見を直接聞けない
【成果】
・お客様からの意見を効率よく、タイムリーに収集でき、商品の改善や開発に生かすことができた
・コミュニティを通じてお客様が情報を発信できるアンバサダーマーケティングの発想
commmune利用企業からの評判
上記の紹介例に加えて、Commune は多くの企業に導入されています。
ここではCommuneを利用している企業の評判を一部紹介します。
カスタマイズ性の高さ
カスタマイズの自由さ、やる気を引き出す通知とスコアリング機能、および専任のカスタマー サクセス担当者の存在が、コミュニティを導入する際に重要な決め手になりました。
導入後、参加するオーナーの数とポジションの数が増加しました。
従業員のモチベーションアップに寄与
サポート体制の不足を解消し、カスタマーサポートを他社と差別化するためにcommmuneを導入しました。
短期的には、既存のオーナーをサポートとして、顧客接点を増やすことも目標でした。
また、柔軟にカスタマイズが可能、ポイント機能などで参加者のモチベーションを上げる機能が魅力的です。
そしてオーナーの自発的な投稿増え、効果的な成果がでていると感じています。
子供でも利用しやすいUI
commmuneを導入したのは、子どもたちが主体的に学習できる環境を作るために、オンライン コミュニティを作成する必要があると感じたためです。
コミュニティは、使いやすいUIを備えており、子どもたちに適しています。
コミュニティの採点機能により子どもたちのモチベーションを向上させることが実現できます。
デジタルアンケートでより深い顧客情報を把握
コロナ禍の影響により、店舗の営業を一時休止せざるを得なくなり、顧客接点がなくなってしまったためcommmuneを導入。
デジタルアンケートは紙アンケートよりも効率的で対応が早く、来店頻度など顧客ごとの詳細な情報が可視化できるのも大きなメリットだと感じています。
料金
commmuneには、ライトプラン、プロフェッショナルプラン、エリートプランの3種類が用意されています。
ライト | プロフェッショナル | エリート |
必須機能を使用して集約統合、双方向なコミュニケーションを行いたい企業におすすめ | 顧客接点のさらなる最適化や社内外システムとの連携により、より効果的・効率的なコミュニティ活動や分析を行いたい企業におすすめ | 専用アプリでブランド価値向上に寄与するコミュニティを作りたい、コミュニティ内でより柔軟に運営したい企業におすすめ |
各プランの料金は公式サイトでは公開されていません。
料金は利用者数やサポート内容により異なりますので、ここから直接お問い合わせが必要になります。
注意点
commmuneに関しては、公式サイトの情報が少なく、どのような機能を持っているのかわかりにくい点に注意が必要です。
一部の機能や得られる効果について知りたい場合は、commmuneの公式ホームページのお問い合わせフォームに会社名や電話番号などを入力し、資料を請求する必要があります。
類似サービス
今回紹介した、commmuneの他にもカスタマーサクセスのプラットフォームは数多くあります。
いくつか例を挙げると、Growwwing、CustomerCore、pottosなどがあります。
以下の記事で詳しく紹介しているので、気になる方は、ぜひ参照してみてください。
まとめ
commmuneはノーコードで顧客ポータルを構築できるカスタマーサクセスプラットフォームです。
SlackやSNSとつながるコミュニティを活用し、ファン獲得と顧客満足度の向上を目指していきましょう。
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