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Sensesとは?特徴や機能、導入事例を紹介

様々な業務のIT化が進んでいる中で、営業の仕事でもSFAと呼ばれる営業支援システムの言葉を耳にする機会が増えています。

営業の業務を効率よく進めるために、SFAの導入は欠かせないものとなりつつあります。

営業業務を支援するカスタマーサクセス担当者にとって、営業業務を一元管理できるSFAツールの導入は支援するためにも必要なツールといえるでしょう。

SFAツールは、現時点では導入していないけれど、システムの利用を検討している企業も多いでしょう。

カスタマーサクセス担当者として営業業務を効率よく支援するためのツール選択に迷っているに方に向けて、今回はSFAツールSenses(センシーズ)を紹介します。

SFAツールの導入にあたってぜひ参考にしてください。

目次

Senses(センシーズ)とは

Sensesを提供しているのは、株式会社マツリカです。

営業活動に関する様々な情報(取引先・案件・アプローチ、コンタクト状況)を効率よく管理できます。

蓄積されたデータをもとに営業活動を行える営業支援を目的として作られました。

登録もスムーズにできることから、1,300社以上に導入されている人気のSFAツールです。

営業メンバーが営業活動を効率よくできるように、管理や分析の使いやすさにこだわりを持っています。

社名株式会社マツリカ
所在地〒101-0054
東京都千代田区神田錦町2丁目2−1 KANDA SQUARE 11F WeWork内
代表者代表取締役CEO 黒佐英司
設立2015年4月30日
株式会社マツリカ会社概要

Sensesの特徴

Sensesの特徴としては、下記の3点が挙げられます。

  • 「Senses」のみで営業管理が完結できるので、管理工数を削減できる
  • 専任のCSチームが導入から効果創出までサポート
  • 専門知識がなくても使用できるため現場での定着率が高い

それぞれ説明します。

Sensesのみで営業管理が完結できるので、管理工数を削減できる

Sensesは多機能なので、1つのツールで様々な営業業務を行えます。

複数のツールを横断して使う必要がないため、管理工数を削減できるのがメリットです。

企業情報や営業活動を行っている企業情報はすべてSenses内に保管されています。

1案件ごとに進捗を確認しコメントを残せます。

ほかの連絡手段を使用してフィードバックする手間も省略可能で、作業効率も上がるでしょう。

カスタマーサクセス担当者として、顧客と営業担当者とのやり取りが一元化できるのがメリットです。

専任のCSチームが導入から効果創出までサポート

専任のCSチームによるサポート体制が構築されているのも安心できるポイントです。

Sensesの導入支援から運用や活用の改善まで、様々な提案を行ってくれます。

システムの導入に不安を感じている企業も、失敗する不安を取り除くことが可能です。

操作方法や運用方法がわからないときは、チャットサポートに質問して課題を解決できます。

チャットサポートの返答は1~2分ほどと、即座に返答をもらえるのも安心できますね。

専門知識がなくても使用できるため現場での定着率が高い

SFAツールは「システムの知識が無く入力やデータ活用が難しい」「外部ツールと連携に時間がかかる」といった悩みから、導入しても形骸化しやすいツールです。

カスタマーサクセス担当者はツールの扱いに慣れている方も多いですが、営業担当者の中には、システムやツールの専門知識が少ない方も多いでしょう。

Sensesは専門知識がない方でも簡単に操作できるように、使いやすく定着することを目的に開発されています。

例えば以下のような操作が簡単に行えます。

  • 名刺、新規取引先、商談など、個人でバラバラに管理している顧客情報の入力
  • 入力または収集したデータはAIによって分析や活用も自動化
  • メールやカレンダーなどの外部ツールとの連携は1,000種類のツールに対応

Sensesは国産ツールなので、日本語のマニュアルが用意されています。

SFAツールを導入したものの、利用されていないというリスクを軽減できるのが特徴です。

機能

Sensesはシステムの操作に慣れていない方でも、ツールを使って情報登録やデータの活用ができるツールです。

ここからは、SFAツールとして多機能なSensesの機能を以下の9つの項目に分けて紹介します。

  • アクション管理
  • 分析に役立つレポーティング機能
  • 外部情報の取得機能
  • OCR機能
  • サポート機能
  • API機能
  • グループウェア連携
  • AI分析機能(Senses Insight)
  • 案件管理機能

それぞれ説明します。

アクション管理

Sensesのひとつめの機能は、アクション管理です。

アクション管理の項目では例えば以下の内容を一括で管理できます。

  • 営業活動の記録
  • 顧客情報の登録
  • 顧客とのメールや電話でのやり取り
  • 提案資料

例えばA社に対してのアクションは提案まで完了して相手の返答待ち、B社は〇月〇日に提案するといった営業活動を時系列で管理できます。

システムはチーム全体で閲覧できるので、情報共有や引継ぎもスムーズに進みます。

分析に役立つレポーティング機能

Sensesはレポートは様々な種類のものがあり、営業活動に役立てられるものが多くダッシュボードで把握できます

レポートの内容としては以下の通りです。

売上予測レポート目標と比較しつつ売上の見込みの把握や予実管理
売上推移レポート案件の状況を、現在を含めた特定の期間で比較・確認
売上実績レポート過去の実績との対比ができる。縦軸・横軸は変更可能(担当者・商品別の売上等)
ファネル分析最終段階まで到達した案件の維持率や、フェーズごとの進捗率を把握
フェーズ進捗提案から検討、検討から受注などフェーズが変更された案件の進捗を確認
アクション推移案件に対し、どのようなアクションをしたのか自動的に集計して表示
アクション分析案件のフェーズが進むにつれて行われたアクションを表示(電話・メール・面談等)
アクション予測アクション(行動量)を分析。アクション数を実績と将来の予測を合わせて計測
カスタムレポート※上記の内容を組み合わせるなど抽出したいデータを組み合わせてレポートを表示
ダッシュボードカスタムしたレポートを1ページに表示できる機能
Sensesレポート機能一覧

レポートの種類も豊富で、使いやすいようにカスタマイズもできます。

営業情報を登録した後、どのような行動を取ったのかは、アクション推移・分析・予測レポートで表示されます。

1か月に何件アクションして何件受注があったのかなど、欲しい情報をカスタムしてダッシュボードに表示すると一目で理解できるでしょう。

外部情報の取得機能

Sensesはシステムに登録した顧客企業の情報を自動的に取得します。

取得するデータは、プレスリリース・株価・財務情報などです。

顧客企業へのアプローチには、企業情報の調査が欠かせません。

提案する前に企業情報を調べてまとめるのは手間のかかる作業といえるでしょう。

今まではひとつずづ調べて入力する必要がありましたが、いつでも新しい情報を引き出せるため時間を節約できます。

OCR機能

OCR機能とは、画像データに含まれる文字を認識し、データとして取り込みできる機能です。

SensesはOCR機能が備わっているため、名刺や顧客と打ち合わせをした際のメモなどの取り込みが可能です。

AI機能も備わっており名刺を取り込むと、Senses内に登録されているデータに自動で紐付けされます。

名刺のデータのみならず打ち合わせメモや会議アジェンダなど、画像で取り込んだ文字データもSensesの取引先情報に自動的に紐付ける機能も備わっています。

手書きのメモや会議でホワイトボードを使用した際の文字データなども、取り込むだけでよいので利便性に優れており効率的です。

サポート機能

Sensesの基本的な使用方法は、日本語のオンラインマニュアルで確認できます。

操作方法で不明点がある場合は、Sensesのチャットサポートで問い合わせに対応してもらえるので安心です。

導入に対するサポートを希望するのであれば、有償でプレミアムサポートプランも用意されています。

API連携

SensesはAPI連携ができるようにSenses APIを提供しています。

現在、利用しているシステムとAPI連携することが可能です。

既存のシステムと連携すると、Sensesの内部に蓄積されたデータは以下のように活用できます。

  • 基幹システムと取引先データの連携
  • 社内システムと案件ステータスの連携
  • 管理会計システムとの受注金額の連携
  • MA(マーケティングオートメーション)との連携
  • データを活用した分析
  • 他システムからのデータ移行

ただし、Senses APIはGrowthプランを契約された方のみが利用できる機能となります。

APIで使用できるモデルやパラメーターは「API Reference」で公開されています。

グループウェア連携

Sensesの豊富な機能の一つに、グループウェア連携が挙げられます。

営業活動で属人化しやすいのは、顧客との電話やメール・チャットでのやり取りでしょう。

個人が管理しているため、誰がいつどのようなアクションをしたのかを管理するのは大変です。

営業日報をチェックして個別に案件シートの入力作業をしている方も多いのではないでしょうか。

Sensesは、Chrome拡張機能を利用すると、Gmailで取引先との連絡している内容を自動でSensesに取り込めます。

さらにGoogleカレンダーとの連携も可能なため、登録したタスクはスケジュールも一緒にGoogleカレンダーに反映されます。

メールや予定を追加で入力する必要はありません。

Sensesが連携できる外部サービスは以下の通りです。

  • Google Workspace(旧G Suite)
  • Microsoft365(旧Office365)
  • Slack
  • ChatWork
  • LINE WORKS
  • Sansan
  • CAMCARD BUSINESS
  • pickupon
  • CallConnect
  • Marketo
  • マネーフォワードクラウド請求書
  • freee会計

チャットサービスから名刺管理、請求書や支払い対応まで様々なグループウェアとの連携が可能です。

AI分析機能(Senses Insight)

AI分析機能(Senses Insight)は、Growthプラン以上の料金プランで使用できる機能です。

Sensesに登録された案件情報を次の3つの視点でAIが分析します。

項目概要
AI予測角度案件の最終フェーズへの到達率と、リスクと判定される項目
AI予測契約日過去案件から契約日を予測し、AIが予測した予定日と実際に契約された日の差分を算出
AI予測金額過去案件から契約金額を予測し、AIが予測した契約金額と実際の契約金額の差分を算出
AI分析機能の概要

すでに登録してある過去案件と現在進捗している案件の両方をAIが分析し、「案件受注確率が何%ぐらいか」「いつ受注できるか」「受注額はどれぐらいになるか」を分析します。

案件管理機能

Senseでは、ドラッグ&ドロップするだけで案件のステータス変更や進捗状況を確認できます。

実績マネジメント、パイプラインマネジメント、プロセスマネジメント、アクションマネジメントを日別、州別、月別、クォータ―別で把握することが可能です。

一覧表示もできるので営業会議資料として使えるのも便利ですね。

メリット

Sensesの特徴や機能について説明してきました。

ここからはSensesを導入するメリットについて解説します。

まず、メリットとして挙げられるのは以下の2点です。

  • 専門知識が無くても導入できる
  • 簡単に状況を把握できる

それぞれ説明します。

専門知識が無くても導入できる

SFAツールを導入するには専門知識が必要と思いがちですが、Senseの導入には専門知識は不要です。

営業担当者に顧客データや打ち合わせ内容を入力してもらうには、簡単に操作できないと入力するのに時間がかかってしまいます。

導入する際はカスタマーサポートがあり、不明点は教えてもらえるので安心です。

営業活動を効率的に行うためのツールなので、日々の運用でも簡単に操作できるようにシンプルなUIになっています。

Officeを日常的に使う方であれば、手軽に利用できるのがメリットです。

簡単に状況を把握できる

従来の営業活動はExcelで案件を管理するなど、顧客データの管理や顧客へのアクションは属人化しやすい点が課題でした。

Sensesを導入すると、営業担当者が現在活動している内容が可視化されるため、案件の進捗はひと目で把握できます。

Sensesの画面には、進行中の案件カードが整理されて並んでいます。

案件ごとに内容を把握しやすいので、指示を出しやすいのもメリットと言えるでしょう。

デメリット

Sensesはメリットの多いツールですが、デメリットもあります。

デメリットとして挙げられるのは以下の2点です。

  • モバイル端末は不便を感じることがある
  • カスタマイズ性が弱い

それぞれ説明します。

モバイル端末は不便を感じることがある

Sensesはパソコンでもスマートフォンのアプリでも利用可能です。

ただしパソコン版に比べてアプリ版は使い勝手が悪いというクチコミが大きいのはデメリットといえるでしょう。

グループウェア連携が可能で、GmailやGoogleカレンダーとも紐づけできるはずですが、アプリ版では連携に不具合があるといった報告もされています。

営業担当者は打ち合わせで外出していることが多いため、モバイル端末で不便を感じるのは少しデメリットに感じられるでしょう。

モバイル環境で利用するには、パソコン版に比べて不便さを感じる方が多いようです。

カスタマイズ性が弱い

専門知識が無くても導入できるのはメリットですが、ダッシュボードなど掲載形式はあらかじめ決められている部分が多いツールです。

自社の状況に合わせた大幅なカスタマイズはできない可能性が高いでしょう。

一番高額のEnterpriseプランであれば、必要な機能を追加できます。

ただし、Starter・Growthの2プランでの機能カスタマイズはできません。

カスタマイズして使用したいときは、料金見積もりを事前に確認したうえで、判断しましょう。

導入事例

Sensesを実際に導入している2社の導入事例を紹介します。

  • ナイル株式会社
  • 株式会社ニューズベース

ナイル株式会社

営業の管理体制が属人的なため体制を改善するために、チームで情報を共有してナレッジを蓄積できるツールであるSensesの導入を決定します。

導入した後は営業プロセスや受注率を可視化できるようになったため、効率の良いマネジメントを実現できるようになりました。

新規問い合わせの受注率は290%と大幅にアップする結果が出ています。

株式会社ニューズベース

SFA管理ツールを導入しても営業担当者が使いこなせないと、導入に失敗すると感じたためまずはExcelでのデータ管理から開始しました。

そこから徐々に使用する機能を絞り込んで簡単なSFA運用、そしてデータの分析まで含めた本格的なSFA運用と、レベルを段階的に引き上げに成功しました。

SFAツールの中からSensesを選択した決め手は、G Suiteの連携と語っています。

導入後は営業の分業化に成功し、新規顧客の受注金額も3倍になりました。

Senses利用者からの評判

Sensesを利用している方からの評判を紹介します。

直感的に使えるところが素晴らしいです。案件ボードで案件が現在どのステータスにあるのか一目でわかるのがとてもわかりやすいです。案件にタグも付けられるので条件抽出しやすいのもメリットです。顧客管理のツールとして利用できるのも一石二鳥です。

導入するときには詳しく記載されているオンラインマニュアルを参考に、それでも不明な点はチャットサポートが充実しているので安心できました。社内でツールの使用を浸透させるための手助けとなる資料が充実しているので、導入を進めやすかったです。

Sensesを利用することでバラバラに管理されていた顧客情報を一括管理できるようになりました。顧客情報から案件がどのように推移しているのかや、受注に結び付くまでに要した期間や提示した資料などの一連の流れを管理、活用できるようになりました。

料金

Sensesの導入には利用料金が発生します。

どのような料金プランが用意されているのか見てみましょう。

Sensesの料金プランは3つ用意されています。

Starter・Growthの2プランは無料でトライアルも可能です。

月額費用について

 StarterプランGrowthプランEnterpriseプラン
月額料金27,500円~110,000円~330,000円~
1ユーザー追加(月額)5,500円1万1,000円1万6,500円
無料トライアル有り有りなし
利用できる機能顧客・案件・行動管理
メール
・スケジューラ自動連携
レポーティング
・データ分析機能
企業データ
・プレスリリース自動収集
企業データベースによる自動入力
外部サービス連携
モバイルアプリ対応 監査ログ
Starterの機能すべて
複数営業タイプ管理
カスタムリスト作成
権限設定
IPアドレス制限
カスタム表
・グラフ作成
API連携
見積書作成
ダッシュボード AI予測確度
Growthの機能全て
名刺OCR
AI予測確度(案件タイプ無制限)
カスタム項目(無制限)
Sensesの料金体系

API連携を活用して、外部システムと連携するにはGrowthプランかEnterpriseプランを利用する必要があります。

類似サービス

Sensesに類似するサービスは、「ailead」や「Pipedrive」など数多くあります。

「Pipedrive」は機能面が豊富で、Sensesと同様に直感的な操作が可能です。

ただ利用しやすさとサポート体制はSensesの方が優れています。

ほかのSFAツールについて知りたい方は、「おすすめのカスタマーサクセスツール10選」の記事を参考にしてみてください。

まとめ

当記事では、SFAツール「Senses」の特徴や機能、導入事例を紹介しました。

  1. 営業管理が1つのツールで完結できるので、管理工数を削減できる
  2. 専任のCSチームが導入から効果創出までサポート
  3. 専門知識がなくても使うことができて、現場の定着率が高い

専門知識がなくても導入から効果創出までサポートしてもらえるので、安心して導入できます。

カスタマーサクセスの担当者として、ツールの使用に不慣れな営業担当者に情報を入力してもらうのは大変な作業です。

ただ「Senses」は入力が簡単なので、カスタマーサクセス担当者として営業担当者に依頼しやすいのはメリットといえます。

営業活動データの管理は属人化しやすい点を課題に感じる企業は多いでしょう。

SFAツールの導入を検討している方は、当記事を参考にしてSFAツールを検討する際の参考にしてください。

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この記事を書いた人

lit.linkとTieUpsのデジマ担当。

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