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UGCを獲得するSNSキャンペーンのメリットや活用事例とは?

UGCとは(User Generated Content)の略で、ユーザーによって生成されたコンテンツを指します。

例えば、商品を使ったレビューや消費者によってSNSに投稿される商品に関する口コミがUGCに当たります。

SNSの発達により商品購入時の判断基準にUGCが利用されるようになってきた現在、UGCはマーケティングにおいて重要性を高めてきました。

UGCを効率よく集めるには、SNSの特徴を活かしたキャンペーンが効果的です。

当記事ではSNSを使ったUGCを獲得するためのキャンペーンについてメリットや成功事例について紹介します。

目次

SNSでUGCを活用するメリット

SNSとUGCは相性が良いです。なぜなら以下のようなメリットがあるため。

  • 消費者目線で情報が伝わる
  • 拡散性が高い

アライドアーキテクツ株式会社の調査によると、2020年にSNSをきっかけとした新規ECサイトでの購入経験があると答えた割合はSNSごとで下記の結果となりました。

SNS名InstagramTwitterLINEFacebookYouTube
割合60.7%55.2%51.9%54.4%53.1%
アライドアーキテクツ株式会社の調査

どのSNSでも購入経験がある割合は50%を超えています。

つまり、SNSは商品やサービスを購入・発見するための検索手段のひとつになっているということ。

SNSにUGCが多ければ、商品に対する消費者目線のイメージが付きやすく購入のきっかけに役立ちます。

またSNSは、ハッシュタグやリツイート機能などによる拡散性が高いという特徴があるため、うまく活用すれば効率よくUGCを獲得して拡散できます。

企業が広告を出して商品の良さをPRするよりも低コストで拡散され、消費者からの信頼が高いUGCは、費用対効果が高い広告ツールといえるでしょう。

UGCを取り入れたキャンペーンのメリット

UGCを取り入れたキャンペーンメリットは、以下のとおりです。

  • 参加ハードルが低く、参加率が高い
  • SNSの拡散性を活用して認知拡大できる
  • 獲得したUGCは継続的に利用できる

SNSキャンペーンの応募条件に商品やサービスに関するレビューを加えれば、参加者が応募するために自発的にUGCを作成します。

SNSの投稿は拡散性が高いため、参加者が増えればそれだけ自社の認知が広がります。

SNSのキャンペーンはアカウントへのフォローやいいね、リツイートだけで参加できるものも多く、参加ハードルが低いことで気軽にUGCを作成しやすい点も特徴のひとつです。

参加者の作成したUGCは消費者目線の情報が豊富なため、キャンペーン終了後も顧客が商品購入を検討する際の重要な判断軸として活用できます。

UGCが盛り上がったキャンペーン事例6選

ここからはUGCを活用したキャンペーン事例をみてきましょう。

SNSの種類によってキャンペーンの内容や特徴が異なるため、今回紹介するのは下記の2つのSNSキャンペーンです。

  • Instagram
  • Twitter

順を追って説明します。

Instagram

Instagramは写真や動画を発信するSNSのため、ビジュアルを訴求する力が強いです。

そのため、Instagramを活用したキャンペーンを実施する場合、サービスのイメージをより伝えられる内容にすれば拡散性が高まるでしょう。

今回紹介するのは以下の3つの事例です。

  • JTB
  • 飛鳥II
  • GoProJP

順を追って説明します。

JTB

JTBは「女子旅フォトをInstagramに投稿しよう!」というキャンペーンを実施しました。

キャンペーン内容は「#マイトリ」のハッシュタグをつけて女子旅をテーマに旅先の食事や建物、景色などを投稿するというもの。

自社を利用した旅行を含め、多数の旅先の写真が集まりました。

このキャンペーンの目的は自社のツアーを利用してもらうのではなく、参加者の旅行に関する意欲を高めるというもの。

キャンペーンによってハッシュタグ上では旅先の写真が一覧できるため、ユーザーの「旅行したい」という気持ちを高めることに成功しています。

キャンペーンによりユーザーの旅行に関する意欲を高め、ツアーなどの旅行サイトに誘導するという、効率の良いアカウント運用の事例です。

飛鳥II

飛鳥IIとは豪華客船の名前です。

飛鳥IIの実施したキャンペーンは「飛鳥2みつけた Instagram投稿キャンペーン」というもので、投稿条件は街や旅先でみつけた飛鳥Ⅱの写真と「#飛鳥2みつけた」というハッシュタグです。

写真内容を飛鳥Ⅱの写真としたため、実際に乗船していない人もキャンペーンに応募できる点がポイント。

参加のハードルが下がり多くの参加者を集めることに成功しました。

また、「#飛鳥2みつけた」というハッシュタグは分かりやすく投稿に入れやすいため、キャンペーン終了後も継続的にハッシュタグが使われるようになりました

キャンペーンの参加ハードルを下げ、特徴的なハッシュタグによりキャンペーン後の継続的な拡散が成功した事例のひとつです。

GoProJP

GoProJPはウェアラブルカメラメーカーの会社です。

GoProJPは新商品発売などのイベント時に定期的にキャンペーンを開催しています。

キャンペーンの応募条件は、GoProを使って撮った写真や映像にハッシュタグをつけて投稿するというもの。

キャンペーン期間中に集まった投稿の中から公式アカウントが優秀なコンテンツを選び表彰します。

GoProユーザーは、自分のコンテンツが公式アカウントに表彰されるようにより良いコンテンツを投稿するため、ハッシュタグ上の投稿の質も高まり、コンテンツが豊富になります。

プレゼントではなくGoProユーザーのクリエイター気質の部分を理解したキャンペーン内容は、GoProならではの強み活かした試みです。

ユーザーの特徴やGoProという商品の強みを引きだしたキャンペーンといえるでしょう。

Twitter

Twitterは文字を中心としたSNSで、情報拡散力の高さが特徴です。

TwitterのSNSキャンペーンは拡散力を活用した認知拡大を狙う内容が多い傾向があります。

今回紹介するのは下記の3つの事例です。

  • マクドナルド
  • レゴ ジャパン
  • 森永チョコレート

順を追って解説します。

マクドナルド

マクドナルドは新商品紹介や季節のイベントに合わせて定期的にキャンペーンを行なっています。

その中で紹介するのは「#フィズしたい」というハッシュタグを付けてコメントするというキャンペーンです。

マックフィズという商品自体にSNSで投稿したくなる仕掛けを加えることで、SNSをよく利用する消費者向けに購入意欲を促進しています。

ハッシュタグと一緒に載せるコメント内容に制限をかけてないことから、参加のハードルを下げている点も工夫のひとつといえるでしょう。

商品自体にSNSに載せたくなる工夫を加えてキャンペーンと組み合わせるという、SNSの特徴を活かした事例です。

レゴ ジャパン

レゴジャパンはプラスチックブロック玩具ブランドです。

レゴ90周年の記念に実施したキャンペーンは「#LEGO90Years」と「#レゴで日常を遊び場に」というハッシュタグをつけて写真を投稿するという内容。

参加者はハッシュタグ内容に合わせて、レゴを日常に取り入れた楽しげな写真を投稿しています。

参加者それぞれの個性を楽しめるためハッシュタグ内が賑やかになり、参加者も積極的にキャンペーンに参加できています。

ファンと企業の交流を深めるだけでなく、商品のさまざまな楽しみ方を拡散できた事例のひとつです。

森永チョコレート

森永チョコレートは、会社の商品のひとつである「ベイク」に関するキャンペーンを実施しました。

内容は「ベイク」を買わない理由をコメントリツイートすると、森永チョコレートがそのコメントを買い取るというもの。

参加者全員にAmazonギフト券100円がもらえるため、参加者が殺到しました。

抽選ではなく全員にメリットが得られる参加ハードルの低さと、プレゼントではなく「買い取る」という訴求の仕方が珍しく、話題になりました。

キャンペーンの説明文や内容を工夫するだけで、他社との差別化ができることを証明する事例のひとつといえるでしょう。

キャンペーンをツールで効率化しよう

SNSを活用したキャンペーンを実施する際は、ツールの導入を検討しましょう。

なぜならSNSは拡散力が高く想定外の応募がきた場合に、人力では当選作業や発送作業に対応できなくなる可能性があるため。

キャンペーン参加者に迷惑をかけないためにも、キャンペーン後の配送作業はスムーズに行う必要があります。

応募者情報の管理や当選作業、データ分析を行うにはATELUという専用ツールがおすすめです。

ATELU

ATELUは株式会社コムニコが提供する、TwitterやInstagramにおけるキャンペーン実施時の作業を効率化するクラウドツールです。

ATELUの強みはツールの導入により作業の手間を短縮できる点。

実際にTwitterやInstagramのキャンペーンにおいて作業の自動化を実施し、キャンペーンにかかる作業を約60%削減した実績があります。

(参考:[【株式会社MimiTV様】毎週Twitterキャンペーンを実施する『MimiTV』。ATELU導入後、当選者決定から通知までの日数が5日から2日に短縮])

当選作業や当選連絡を自動化し、簡易レポートの作成を支援するため、キャンペーン実施後の手間を省き、結果の振り返りをする際にも役立ちます。

TwitterやInstagramそれぞれのキャンペーンに対応できるため、SNSを使ったキャンペーン実施を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

当記事では、企業アカウントを利用したUGCを獲得するためのキャンペーンについて紹介しました。

UGCを効率的に獲得する方法として、SNSを使ったキャンペーンはおすすめです。

キャンペーンを利用すれば、UGCの獲得だけでなく企業の認知拡大にも役立ち、ユーザーとの交流を深めることも可能

実際の事例には、商品やサービスの特徴を活かしたキャンペーンが多数ありました。

施策内容は多種多様で、訴求方法を変えるだけで話題性を集めるキャンペーンを作ることも可能です。

応募者が殺到する可能性もあるため、キャンペーンを実施する場合はツールの導入も検討してみてください。

準備をしっかり整えて、UGCの集まる効果的なキャンペーンを実施しましょう。

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この記事を書いた人

lit.linkとTieUpsのデジマ担当。

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