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UGC活用でブランド認知度UP!マーケティングの成功事例3選からわかるポイントとは?

UGC(User Generated Contents)は、消費者が自主的に作成したコンテンツであり、信頼性やリアリティが高いです

企業が直接作成する広告と比較して、消費者に訴求力があり、UGCの活用は企業にとって大きなメリットをもたらします。

SNSなどを活用してUGCを集めることが一般的ですが、投稿者からの使用許可を得ることや、著作権法などの法律に違反しないなど、運用上注意しないといけない点もあります。

その他にもUGCを収集するツールや、UGCを簡単に編集して広告素材にできるツールなどがあり、これらのツールを上手に活用することで、企業はより効果的な広告を作成できるでしょう。

UGCを活用することで、消費者とのコミュニケーションを深め、ブランドの認知度向上や購買意欲の向上を実現できます。

当記事ではUGCの活用方法について、解説していきます。

目次

企業におけるUGC活用の現状とその成果

UGC(ユーザー生成コンテンツ)は、消費者が自分たちの経験や意見を共有することによって生まれるコンテンツです。

企業にとっては広告やマーケティングにおいて貴重な情報源であり、消費者どおし属性が近いところで発信するため購買活動により影響を与えてくれます。

Instagramの台頭以降、企業はSNSやレビューサイトなどのプラットフォームでUGCを活用し、ブランド認知度の向上・信頼性の向上・エンゲージメントの増加・コスト削減などの成果を得ています。

UGC活用によって企業はさまざまなメリットを享受でき、UGCを取り入れることで、企業のマーケティング戦略を強化できます

UGCを活用すべき理由5つ

UGC活用が企業にとってどのような効果が期待されるかみていきましょう。

トレンドや競合の動きにいち早く反応できる

UGC(消費者がSNS上で投稿した情報)を見ることで、最新のトレンドや話題を把握できます。

また、SNS上での#ハッシュタグやトピック、インフルエンサーの投稿を検索することで、特定の分野や業界のトレンドを知ることも可能です。

企業にとってUGCは競合他社の情報を知るための貴重な情報源でもあります。

消費者が競合他社の製品やサービスに対して投稿した内容を見ることで、自社の製品やサービスに対する消費者の反応を把握できます。

また競合他社の戦略やアプローチを知ることで、企業は市場の動向を把握し、自社の戦略を見直せるでしょう。

さらに、消費者からのフィードバックは、製品やサービスの改善点の把握、より良い製品やサービスを提供に役立ちます

自社製品やサービスの新しいニーズを知ることができる

企業が製品やサービスを提供する際には、消費者がどのようなニーズや要望を持っているかを知ることが重要です。

しかし、消費者のニーズや要望は時代とともに変化するため、企業は常に最新の情報を収集しなければなりません。

UGC(消費者が自発的に投稿したコンテンツ)を活用することで、製品の使用方法やサービスの提供方法、改善点など新しいニーズを発見できます。

また、SNS上での投稿や口コミの内容から、企業は消費者がどのような価値観を持っているかを知ることもできます。

消費者の気持ちに共感することで、より良い製品やサービスを提供できるでしょう。

消費者の信頼を得られる

UGC(消費者が自発的に投稿する情報)は、広告やプロモーションに比べてより信頼性が高いとされています

消費者が自主的に製品やサービスを利用して、その体験をSNSなどを共有している生の声だからです。

UGCは、企業側が行う広告やプロモーション以上に、より多くの消費者に届き、注目される可能性があります。

企業にとって価値が高く、消費者にとっては信頼性が高い情報です。

企業がUGCを活用することで、より多くの消費者にアプローチでき、リーチ拡大につながるでしょう。

消費者からの発信をムダにしない

UGCは、消費者が自分たちで作り上げたものであるため、多様性やオリジナリティに富んでいることがあります。

企業がUGCを無駄にすることなく有効活用できれば、独自性の高いコンテンツを生み出せます

また、消費者からのフィードバックを取り入れることで、企業が自社製品やサービスを改善し、消費者により満足度の高い商品やサービスを提供可能です。

投稿されたコンテンツを活用し、自社サイトへ誘導するなど購買につながる動線を作っていきましょう。

そうすることで、他のecサイトで購入されるなどの機械損失を避けられ、売り上げにつながっていきます。

クリエイティブ作成の手間が省ける

企業が自らコンテンツを作成するには、専門知識やスキルが必要であり、時間やお金がかかります

企業がUGCを活用することで、自社のコンテンツを制作する手間やコストを大幅に削減できます。

UGCは消費者が自分たちの好みやニーズに合わせて作成したものであるため、よりターゲットに近いものを提供可能です。

UGCは双方的に情報をやり取りするインタラクティブなコンテンツであり、消費者が自分たちの経験や感情を共有できます

これにより、企業はより深いつながりを築くことができ、消費者とのコミュニケーションもスムーズになります。

UGC活用ツールを導入するメリット

UGCを活用する際にツールも同時に検討してみましょう。

メリットについて3つ紹介していきます。

ツールを使うことで業務が効率化され、他の業務や、調査、検証する時間に充てられます。

効率的にUGCが探せる

優良なUGCを探すには、ひとつずつ確認する必要があり手間がかかります。

UGC活用ツールは、企業は手動で情報を集める手間や時間を削減し、効率的にUGCを収集可能です。

UGC活用ツールには、検索キーワードや#ハッシュタグを使用して、特定のテーマや製品に関連する投稿を簡単に抽出できる機能や、自動的に投稿されたコンテンツを抽出して分析する機能を搭載しているものもあります。

また、複数のソーシャルメディアやウェブサイトからの情報を一元管理できるものもあり、投稿を見逃すことなく、全体像を把握しやすくなります。

効果を測定できる

UGCを活用することは効果的なマーケティング戦略である一方、効果を評価することは容易ではありません

UGCは、消費者が自主的に投稿したものであるため、投稿の質や内容が一定でなく、その効果は直接的でないことが多いからです。

UGC活用ツールを使うことで、投稿数やエンゲージメント数、アクセス数などの指標を測定し、UGC活用の効果を評価できます。

どのようなコンテンツが効果的か、どのような投稿者がターゲットになっているかなどを分析し、投稿者の属性や嗜好に近づけていくことも可能です。

これらの情報を活用することで、企業はUGC活用戦略を改善し、最適化していけるでしょう。

サイトへの掲載がスムーズ

UGCをサイトに掲載することで、消費者とのエンゲージメント率を高め、ブランド認知度を向上させます。

また消費者が商品やサービスに対する評価やレビューを確認でき、信頼性や購買意欲が高まる可能性があります。

しかし、手作業でUGCを収集し、サイトに掲載することは非常に手間がかるでしょう

UGC活用ツールを導入することで、サイトへの掲載について以下のような効果が得られます。

  • 自動的にUGCを収集
  • 自動的にサイトに掲載
  • UGCを特定のテーマやキーワードで分類

サイト内に掲載されるUGCの量を増やすことで、消費者とのコミュニケーションを促進できるほか、サイトの利便性が向上し、消費者が情報を見つけやすくなります

UGCを自動的に分類し、不適切なコンテンツを排除することで、サイト上でのUGCの品質を維持し、消費者の信頼獲得につなげていきましょう。

UGC活用を売上につなげるためのポイント

「UGCを活用することで、ブランド認知度やファンの獲得に繋がることは知っているけれど、実際に売上アップにつながるの?」と感じる方もいるかもしれません。

UGCを活用して成果に繋がるポイントをみていきましょう。

UGCを運用する

UGCを運用することにより、企業はブランド価値を高められ、消費者からの信頼を得ることは、売上に直結する重要な要素です。

消費者は、企業の言葉以上に、実際に商品やサービスを使用した人々の声に耳を傾ける傾向があります

UGCを利用することで、自社の商品やサービスについての信頼性を高め、購買意欲を刺激できます。

また消費者からの声を収集し、それを元に改善することで、商品やサービスの品質向上につなげることも可能です。

UGCを運用・活用し、消費者との信頼関係を強化し、売上拡大につなげていきましょう。

目的に合ったUGCを生成・収集する

UGCを有効活用するためには、目的に合ったUGCを生成・収集することが重要です。

商品の口コミやレビューを重視する場合には、消費者が商品を使用した感想や体験談を投稿してもらうことが効果的です

ブランドの知名度向上や新規顧客獲得を目的とする場合には、UGCを通じてブランドの価値や魅力をアピールすることが求められます。

UGCの種類や内容は、企業のブランドイメージやマーケティング戦略によって異なります

エンターテインメント業界

ファンが撮影したライブ映像やイベントの写真をUGCとして活用することが一般的。

医療や金融などの業界

プライバシーや法律に関する制限があるため、UGCの種類や内容に制限される可能性あり。

またSNSなどのプラットフォームによっても、投稿されるUGCの内容や性質は異なります。

Instagram

写真や動画が主流であり、美容やファッションなどのビジュアル系の商品が有効。

Twitter

文字数が限られているため、短いレビューや感想の投稿が多く、ビジネス向けの製品やサービスに適している。

目的に合ったUGCを生成・収集することで、より効果的なマーケティング施策を展開できるでしょう。

企業は、自社の商品やサービスについての消費者の意見やフィードバックを正確に把握することで、顧客満足度の向上や競合優位性の維持・強化につながることが期待できます。

運用型UGCとは?

運用型UGCは、企業が自社製品やサービスを利用した消費者からのUGCを、積極的に運用することで、マーケティング戦略に活用する手法です。

運用型UGCは、自然発生的なUGCとは異なり、企業が意図的にUGCを収集し、活用するものです。

企業は消費者とのコミュニケーションを促進し、ブランド価値の向上や売上拡大につなげられます。

企業が自社の製品やサービスに関する投稿を積極的に収集し、サイトやSNSなどのプラットフォーム上に掲載することで、消費者との対話を促し、信頼関係を築けるでしょう。

また運用型UGCを活用するために企業は、#ハッシュタグキャンペーンやUGC活用ツールの導入などの、UGCを収集するための仕組みを整備することも重要です

また、収集したUGCを適切に運用するためには、UGCの種類や内容に応じた運用方法を検討する必要もあります。

企業は、運用型UGCを活用することで、消費者とのコミュニケーションを促進し、ブランド価値の向上や売上拡大につなげることが可能です。

UGCを活用する際に気をつけること

SNSなどでUGCを活用することは、企業のマーケティングにとって効果的な手段ですが、注意点もあります。

UGCを活用する際にどのような点に気をつければよいのかみていきましょう。

ステルスマーケティング対策

ステルスマーケティングは、消費者が広告であることを認識せずに商品やサービスを購入することにつながるため、企業としては避けるべき手法です。

特に、UGCを活用する場合は、広告であることを消費者に明示することが重要です。

UGCには、ラベルやタグを付けることで広告であることを明示する方法があります。

例えば、Instagramで商品を紹介する際には、#sponsoredや#adなどのタグを付けることで広告であることを示せます。

また、UGCを投稿する際には、広告であることを明示した文書を消費者に提供できます。

これらの対策を講じ、消費者に対して透明性のあるマーケティングを行うことで、信頼を築いていけるでしょう。

逆に、ステルスマーケティングを行ってしまうと、消費者からの信頼を失い、ブランドイメージを損なう可能性があります

ステルスマーケティング対策を講じることは、UGCを活用する上で欠かせない要素の1つといえます。

著作権侵害対策

UGCを使用する際には、著作権侵害について十分に理解し、侵害を回避するための対策を講じることが重要です。

著作権は、作品を制作した者が享有する権利であり、その権利を侵害することは法的に問題があるため、UGCを使用する場合は著作権者から明確な使用許可を得る必要があります。

また、著作権者に無断でUGCを使用した場合、法的措置を取られる可能性があるだけでなく、企業の信頼を失うことにもつながります。

UGCを使用する際には、著作権侵害を防止するために、投稿者から使用許可を得ることが必要です

明示使用するUGCには必ず出典や投稿者のクレジットを明示することが重要です。

出典を明示することで、著作権者に対してリスペクトを示せます。

また、投稿者のクレジットを明示することで、UGCを提供してくれた消費者に感謝の意も示せます

著作権侵害に注意することは、企業にとっても消費者にとっても大切なことです。

UGCを活用する際には、著作権侵害対策を十分に講じましょう。

薬機法の広告規制表現対策

薬機法には、医薬品や医療機器の広告に対して細かい規制があります。

病気や症状に対して、適切な効果や効能があると主張することはできません

例えば、ある美容クリニックがUGCを活用し、施術の効果をアピールする場合、次のような表現は薬機法に違反する可能性があり避ける必要があります。

  • 「この治療を受けると、肌がツルツルになる」
  • 「この治療を受けたら、必ず若返ることができる」

UGCを活用する際には、医師や薬剤師などの専門家がアドバイスするように促す表現を避ける必要があります。

また病気や症状に対して、適切な効果や効能があると主張する表現も避ける必要があります。

UGCの中で、医師や薬剤師が、医療に関するアドバイスする場合には、その専門家の名前と資格を明記するなど、十分に注意が必要です。

UGCの活用パターン

UGCは、ユーザー自身が発信する情報であるため、信頼性や説得力が高く、企業にとって有益なマーケティングツールとなっています。

UGCの活用パターンについてどのようなものがあるか、みていきましょう。

SNSの投稿素材

企業が自社のSNSアカウントでUGCを活用することで、消費者とのコミュニケーションを深められます。

消費者が投稿したUGCをリポストすることで、企業のSNSアカウントのコンテンツの充実につながります。

SNSマーケティングにおいてUGCは有能な存在です。

一般ユーザが掲載したものなので、企業が投稿したものより親近感も生まれやすく、消費者が企業のサービスや商品に興味を持ちやすくなるでしょう。

自社サイトへの掲載

自社サイトにUGCを掲載する際には、まずどのようなUGCを掲載するかを考えましょう。

製品やサービスを使用した感想やレビュー、商品の写真や動画、イベントの参加者からの投稿などがあります。

例えば一般ユーザーが普段どのように使用しているかなど載せることで、消費者が購入した際の使い方がイメージしやすく、購買活動を促せます

広告素材としての使用

UGCを利用した広告は、普通の広告と比べて嫌がられにくく、SNSのタイムラインにもなじみやすいため、広告としても効果的です。

InstagramなどでUGCを使った広告を出すことで、より多くの人が広告をクリックし、自社サイトへの流入も期待できます。

UGCの活用事例3選

実際にUGCを活用して成功を収めた企業の事例を3つご紹介します。

UGC活用の参考にしてください。

味の素AGF株式会社

AGFは、新商品の認知度向上とフォロワーとのコミュニケーション促進を目的として、UGCを活用したキャンペーンを実施しました。

最近では新商品で春の「#いつでもふぅ」、フォロー・コメントキャンペーンを、AGFの公式Instagramアカウントで実施していました。

キャンペーンの参加者の中から抽選で、AGFから「春を楽しむ新商品セット」のプレゼントが贈られ、参加者との関係性を深めることにも成功しています。

第2弾があることも予告し、フォロワーの維持、獲得にもつなげています。

株式会社FrancFranc

FrancFrancは、自社商品の魅力をアピールするためにインテリアコーディネートした自社商品をInstagramで共有し、フォロワーに自社商品の魅力を訴求しました。

オンライン上でも製品の使用感をリアルにイメージできるので、購買活動につながります。

また投稿をみて気になる商品があった際にすぐに購入につなげられるよう、商品ページのリンクも合わせて掲載しています。

他にもUGC収集用のハッシュタグとして「#francfrancのある生活」では3.9万件もの投稿があります。

株式会社ローソン

ローソンも、AGF同様新商品の認知度向上とフォロワーとのコミュニケーション促進を目的として、UGCを活用したキャンペーンを実施しています。

キャンペーンの参加者の中から抽選で、ローソンから「QUOカード1万円分」のプレゼントが贈られ、参加者との関係性を深めることにも成功。

UGCとは少し離れますがローソンには公式キャラクター「ローソンクルー♪あきこちゃん」がおりTwitterやInstagramで最新情報を発信しています。

企業アカウントですがキャラクターがいることで一般ユーザも馴染みやすく、ファン獲得に一役買っていますね。

UGC活用ツールの導入

企業がUGCを効果的に活用するためには、UGCを収集・管理し、分析するためのツールの導入が必要です。

ツールを導入することで、企業はUGCを効率的に収集し、分析できます。

おすすめのUGC活用ツールについて、特徴や、費用について下記の関連記事でまとめています。

ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

UGC(User Generated Contents)は、消費者が自主的に作成したコンテンツであるため、その信頼性やリアリティが高く、企業が直接作成する広告と比較して、消費者に訴求力があるとされています

UGCはSNSや口コミなどの形で広がるので、消費者とのコミュニケーションを促進し、ブランドの認知度向上や購買意欲の向上を実現できます。

UGCは、消費者とのコミュニケーションを取るための貴重なツールであり、企業のマーケティング戦略に欠かせないものとなっています。

正しくUGCを活用し、消費者の購買意欲を高め、ブランドイメージの向上につなげていきましょう。

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この記事を書いた人

lit.linkとTieUpsのデジマ担当。

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